稲盛 和夫

名言 略歴と名言

プロフィール

稲盛 和夫(いなもり かずお)
1932年(昭和7年)1月21日 – 2022年(令和4年)8月24日。
鹿児島県鹿児島市出身。
日本の実業家。京セラ、KDDI創業者。
中小企業経営者の「盛和塾」の塾長を務めた。
日本航空(JAL)名誉顧問。

やっぱり人生で一番大事なものというのは、1つは、どんな環境にあろうとも真面目に一所懸命生きること。それともう1つは、人間は常に〝自分がよくなりたい〟という思いを本能として持っていますけれども、やはり利他の心、皆を幸せにしてあげたいということを強く自分に意識して、それを心の中に描いて生きていくことです

集団、それはリーダーの人間性を映す鏡なのです。

時代がどう変わろうとも、人間の本質は変わらないのです。
誰しも人間は人生で善きことを追求し、後世に何か価値あるものを残すことによって、「永続性」を達成したいのです。
「仕事に打ち込んで、世の中の役に立つことができました。私は幸せです」と言えるような満ち足りた人生を送ることを、 誰もが望んでいるのです。

勝算を問われた時、答えに窮するかもしれませんが、それはどうでも良いことです。
創造の世界を司るのは、統計数字ではなく、それを創り出す人間の情熱と意志なのです。
日本の明治維新でも、またどんな革命でもそうですが、情熱だけが新しい時代を開くことができるのです。

長い人生の旅路では、失望や困難、試練の時が、何度もあることでしょう。
しかしそれは、自分の夢の実現をめざし、すべての力を奮い起して誠実に努力をする、またとない機会でもあるのです。
天は、誠実な努力とひたむきな決意を、決して無視しないのです。

才能を自分のものにするのは、神の摂理に反する。与えられた才能は社会の為に使わなければならない。

誰もが、宇宙のため地球のために必要だから生まれてきた。世のため人のためにあなたの存在が必要だった。従って世のため人のために尽くすのが人生の目的なんだ。才能を私物化してはいけない。

私たちは決して苦痛や悩みから解放されることはありません。しかし最悪の場合さえも明るさを失わず、明日に希望をも持つように努力することは出来るのです。

状況の奴隷になってしまうと、状況が悪いことを理解し、自分の夢が非現実的であったという結論を出すだけになってしまいます。
しかし強い願望を持っている人は、問題を解決するために創意工夫と努力を始め、目的に到達するまで、決してあきらめないのです。

経営とは、人として正しい生き方を貫くことだ。

人生とは、自分自身が脚本を書き、主役を演じるドラマだ。どのようなドラマを描くかは自分次第であり、心や考え方を高めることによって、運命を変えることができる。

常に明るさを失わず努力する人には、神はちゃんと未来を準備してくれます。

感謝の心が幸福の呼び水なら、素直な心は進歩の親であるかもしれません。

私たちは決して苦痛や悩みから解放されることはありません。しかし最悪の場合さえも明るさを失わず、明日に希望をも持つように努力することは出来るのです。

人間は、しばしば本能をベースとして判断を行います。しかし、それでは動物と同じです。
もし、状況を客観的に見ることができれば、もっと良い意思決定ができるはずです。
本能を抑えることが重要なのです。
そうすると、心の中に理性が入ってくる隙間が生まれ、論理的に考えることができるようになるのです。
問題は、行動をどれだけ理性で、コントロールできるかということです。
本能を抑えることは容易なことではありません。
人間は本能なしで生きることはできませんし、私は、本能をすべて取り除けと言っているのではないのです。
大切なことは、本能に支配されないことです。
我々は本能を、意志の力で抑えることができなければならないのです。
人間が本能に従うのは自然なことですから、本能を抑えることはたいへん難しく、簡単にできることではありません。
必要なことは、利己的な欲望が出てきた瞬間に、それに気付き、意識してそれを抑え込もうと、努力することなのです。
本能心をコントロールすることを覚えなければなりません。
それが理性を高め、正しい判断を行う能力を与えてくれるのです。

若い頃は「人生で偉大なことを成し遂げたい」という夢を持つものです。
すべての若者がそのような夢を持つように、大いに奨励すべきでしょう。
ただ、偉大なことを成し遂げるには、日々、身を粉にして働かなければならないということも若い人たちは理解すべきです。
努力が伴わなければ、いくら大きいビジョンでも、単なる夢にとどまってしまいます。
努力-意味のある努力をたゆまず続けることなしに、価値ある目標が達成されたことはありません。
人生の旅路には近道も、また楽々と飛んでゆける魔法の絨毯などもないのです。
自分の足で、一歩ずつ歩いていかなければならないのです。
このまどろっこしい、慎重なやり方では、長い道のりを歩き続けるのは不可能に見えるかもしれません。
このペースでは偉大なことなど、決して成し遂げることは出来ないと思い始めるかもしれません。
それでも、焦ってはいけません。
小さな歩みの一歩一歩が積み重なり、相乗効果を生み出していきます。
日々の地道な努力が生む小さな成果は、さらなる努力を生み出す原動力となるのです。
そしてこの努力は、さらにより大きな結果をもたらします。
あきらめずに続けてゆけば、いつか信じられないほどの高みにまで私達を運んでくれるのです。
個々の人生においても、企業経営においても、「一歩ずつたゆみなく歩む」ということが、夢の実現に至る、唯ひとつの確実な方法なのです。

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