プロフィール
佐藤 可士和|さとう かしわ
1965年2月11日 ー東京生まれ。
日本を代表するクリエイティブディレクター、ブランドアーキテクト(=ブランドの設計者)。
多摩美術大学グラフィックデザイン科卒。
株式会社博報堂入社。
2000年に独立し、クリエイティブスタジオ「株式会社SAMURAI」を設立。
同社代表取締役に就任。社名は、自分の名前(可士和の「士」)に由来。
慶應義塾大学環境情報学部特別招聘教授、多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科客員教授。
国立新美術館、東京都交響楽団のシンボルマークデザイン、ユニクロ、セブン-イレブン、楽天グループ、今治タオル、くら寿司のブランドクリエイティブディレクション、「ふじようちえん」や「カップヌードルミュージアム」のトータルプロデュースなどを手がける。
著書
『佐藤可士和の超整理術』(日本経済新聞社)
『佐藤可士和のクリエイティブシンキング』(日本経済新聞社)
『聞き上手話し上手 38の可士和談議』(集英社)
『佐藤可士和の打ち合わせ』(ダイヤモンド社)
『世界が変わる「視点」の見つけ方』 (集英社新書)
『えじえじえじじえ』(谷川俊太郎氏と共著/クレヨンハウス)ほか多数。
受賞歴
毎日デザイン賞、東京ADC賞グランプリ、東京TDC賞金賞、朝日広告賞グランプリ、亀倉雄策賞、日本パッケージ大賞金賞、D&AD Awards 2019、全広連日本宣伝賞山名賞ほか多数受賞。
展覧会
「佐藤可士和展 -BEYOND-」(ギンザ・グラフィック・ギャラリー)2004年
「TOKYO 02-03 <MORE THAN 2D, LESS THAN 3D>」(パリ「資生堂ラ・ボーテ」)2002年
「The Power of Art Direction!」(クリエイションギャラリーG8)2002年
「佐藤可士和展 KASHIWA SATO」(国立新美術館)2021年
佐藤可士和の名言
整理とは快適に生きるための本質的な方法論。捨てる勇気が価値観を研ぎ澄まし本当に大切なものを導き出す。
超一流と呼ばれる人たちは総じて場の空気や人の気持ちを察する能力が高く相手を不快な気分にさせないものです。
クリエイティブマインドを磨くための方法は、ひとつに限らずたくさんあると思いますが、その中でも僕が最も重要だと思うのは、「そもそも、これでいいのか?」という疑問を抱くことです。
出展:佐藤可士和 『佐藤可士和のクリエイティブシンキング』日本経済新聞出版社、2010年
つまり、過去の慣習や業界の常識といった“前提”を疑う気持ちがないと、物事はダイナミックには変化していかないだろうとも思います。
何の疑問も持たなければ、出発点である前提を一度も検証しないまま、走り出すことになってしまいます。
もしもその前提が間違っていたとしたら、必然的に的外れな方向に行ってしまうことになり、問題解決したくても現状の枠組みから永遠に抜け出せなくなるのです。
僕は質問をするのは、全然平気なんです。
「こんな質問をしたら馬鹿だと思われるんじゃないか」「この立場でこんなこと聞けない」という恐怖心こそ、質問力を身につける上での最大の敵です。社会人になりたての頃はあまりに何も知らなくて、あらゆることを周りの人に聞きまくっていました。当時の博報堂の先輩の大貫卓也さんに「質問小僧」と言われたくらい(笑)。…
今では、クライアントにたくさんの質問をします。特に、皆がわかったつもりになっていることに対して、それって本当なんですか?というような質問はよくしますね。
出展:advertimes「佐藤可士和とマネージャー 佐藤悦子が語る、「ブランドアーキテクト」の仕事とは」
例えば「広告を作ってほしい」と依頼をされたら、「広告でモノが売れるんですか?」と聞き返してみる。
一瞬「はぁ?」という空気が流れるけど、そこから「その前提でやっていたけど、実際売れてないね」ということがわかって、本質的な話し合いにつながったりする。
いい質問は、本質をずばっと突くことができる。
だから、質問するというのは実に面白いことなんですよ。
僕は遊びでも何でも気になったものはいつもとことんまで追求しています。
掘り始めたら鉱脈に突き当たるまで徹底して掘る。
そこまでやれば自分のプラスとなるリターンが大きいからです。
むしろ途中で掘ることをやめてしまったらそれまでの時間がもったいない
博報堂に入社してすぐ、自分のデザインを営業に見せた。
出展:Twitter:佐藤可士和Bot
「かっこいいでしょ?」「どこが?」「なんでわかんないんだ!」
デザインだけでなく、思考の過程を説明できることが必要だと、そのとき理解した。
答えは必ず目の前にある。
出展:Twitter:佐藤可士和Bot
その前提は正しいか?
出展:Twitter:佐藤可士和Bot
疑うことがクリエイティブの出発点。
「アイデアが尽きることはないのですか?」こう聞かれることも多いのですが、その心配は全くありません。 なぜなら、答えはいつも、自分ではなく相手のなかにあるからです。
出展:Twitter:佐藤可士和Bot
大切なことは、偶然与えられた仕事の中で、どうやって自分のバリューを発揮していけるかなんです。
出展:Twitter:佐藤可士和Bot
自分の考えた思考回路をそのまま話す。最初に感じたことが一番大事。
出展:Twitter:佐藤可士和Bot
リアリティをつかむために大切だと思うことのひとつは、「人間の根源的な部分に訴える」ということです。
出展:Twitter:佐藤可士和Bot
コミュニケーションのスキルをアップさせる方法は至ってシンプルです。
出展:Twitter:佐藤可士和Bot
人の話をちゃんと聞く。
話の本意を読み取る。
自分の考えを正確にまとめる。
相手に分かりやすく伝える。
これをきちんと行うことは、なかなか難しいものです。
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