お願いをするときの言い回し17選

ことばから日本を知る

ビジネスでの依頼や、お願いごとの場面で役立つ丁寧な言葉をまとめました。
日本語には、相手の立場や状況に配慮した、知的で豊かな表現が豊富にあります。
心のこもった言葉で対応していると、相手の心に響き、自然と好感が持たれます。
ぜひ、お願いごとの場面で丁寧な言い回しを心がけてみてください。

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キレイな日本語で差がつく
お願いするときの丁寧な言い回し

01 お力添えください

「ご協力お願いします」よりも、さらに丁寧ないい方になります。
お願いをするときや、お礼・感謝、お詫び・謝罪のシーンで使用することができます。
助けていただいた後は、「お骨折りいただき、ありがとうございました」のひと言を忘れずに。

例文

  • ご多用のところ恐縮ですが、どうかお力添えください。
  • 大変恐れ入りますが、お力添えいただきますようお願い申し上げます。
  • 日頃より大変なお力添えをいただきまして、心から感謝申し上げます。

02 忍びない

「申し訳ない」・「心苦しい」という意味。
「忍びない」は耐えられない、我慢できないという意味を含んでいます。
ビジネスシーンでは遠慮がちにお願いするときに重宝する言葉です。

例文

  • お願いするのは大変忍びないのですが、会議の時間を変更させていただいてもよろしいでしょうか。
  • ご足労かけるのは忍びないので、こちらから伺います。

03 酌みとる

「心中を察する」という意味。
相手の事情や胸中を推しはかること、人の気持ちに寄り添って考えること。
「お汲み取りください」は「どうかこちらの事情もお汲み取りください」という意味。

例文

  • 弊社の事情をお汲み取り頂ければ幸いに存じます
  • どうか彼女の苦しい心のうちをお汲み取りください

04 伏して

ひれ伏して何か切実な気持ちを伝えたいときに使われる言葉です。
たとえば依頼なら強く願っている様子を、感謝なら深く感謝している様子を、謝罪なら深くお詫びしている様子を伝えることができます。
「なんとか無理を承知で」という意味。
ただし「伏して」は、話し言葉よりも書き言葉として多用される表現です。できるだけメールなどの文語において用いるようにしましょう。
ほかに似た言葉で「切に」「謹んで」「心より」「くれぐれも」なども、切実さが相手に伝わる言葉です。

例文

  • 何とぞお聞き届けくださいま卞よう、伏してお願い申し上げます。
  • お手を煩わせたこと、伏してお詫び申し上げます

05 お知恵を拝借する

「援助してもらう」よりも丁寧な言い回し。
良い考えや方法をもらうこと。
目上の人に助言を依頼するときに使います。

例文

  • ご多用中にもかかわらず、貴重なお知恵を拝借しましてありがとうございました。
  • この度は、貴重なお知恵を拝借する機会を頂戴し、誠にありがとうございました。

06 折り入って

相談やお願い事をするときの決まり文句として使われています。
厳密には信頼している相手に、二人きりでお願いをするという場面で使われます

例文

  • お忙しいところ大変恐れ入りますが、折り入ってお願いがございます。
  • 折り入ってお願いしたいことがありますので、メールを差し上げました。

07 お手をわずらわせて

「面倒をかけて」よりも丁寧な言い回し。
他人に面倒や負担をかけたことを謝る場面で使われます。
謝意とねぎらいを込めた表現になります。

例文

  • お手をわずらわせますが、どうかお願いします。
  • わたしの無理なお願いでお手を煩わせてしまい申し訳ございません。

08 お手すきの際に

「暇・時間のあるときに」より丁寧な言い回し。
暇でしたらと言っては失礼にあたるので、何かお願いをするときには相手への配慮を示す表現を使います。
「仕事が一段落ついて時間ができた時で構いませんので」という意味になります。

例文

  • いつでも結構です。お手すきの際にご覧いただけますか。
  • 恐れ入りますが、お手すきの際にご連絡くださいますよう、お伝えいただけますでしょうか

09 お手間を取らせてしまい

相手が自分のために時間や労力を割いてくれたときに、お詫びや感謝の意味を込めて用いられる言葉です。

例文

  • お手間を取らせてしまい申し訳ございません

10 用を立てる

お金を貸す、たてかえる、貸し付けるという意味で使われることが一般的。

例文

  • 会費を用立てていただけますか。
  • 資金を用立ててほしい。

11 見繕って

人に何かを選んでもらうとき重宝する言葉。
「お任せするのでよい具合に選んでください」という意味。

例文

  • よい野菜を見繕っていただけませんか。

12 不躾なお願いではございますが

そのお願いが相手にとって急なことであったり、手間になる場合に使われます。
「失礼なお願い」「無茶なお願い」といった意味合いになります。

例文

  • 不躾なお願いではございますが、明日までにアンケートにお答えいただければ幸いです。
  • 不躾なお願いで大変恐縮ではございますが、ご検討の程お願いいたします。

13 厚かましいお願いではございますが

「不躾なお願い」の言い換え。
依頼が相手に迷惑になる内容だと分かっている場合に、「身勝手なこととは承知ですが…」という意味合いを込めて「厚かましいお願いではございますが〜」と言います。実際に失礼極まりないことをお願いするのは論外です。

例文

  • 厚かましいとは存じますが、お言葉に甘えさせて頂きます。
  • 厚かましいお願いにも関わらず、引き受けてくださり、誠に感謝申し上げます。

14 ご無理

行うのが難しいこと。
「ご無理」はビジネスシーンなどで、上司に何かをお願いしたいときや社外の人に仕事の依頼をするときに使用されます。


「ご無理」は、相手が自分のお願いや依頼を受け入れてくれたときに伝えるお礼にも使いますまた、こちらの都合で、無理なお願いをしてしまった場合の謝罪の言葉としても使割れます。

例文

  • お忙しい中ご無理を聞いていただき、誠にありがとうございます。
  • ご無理を承知で申し上げますが、開始時間を変更していただくことは可能でしょうか。
  • お忙しい中ご無理を聞いていただき、誠にありがとうございます。

15 誠に勝手ながら

「誠に勝手ながら」は、自分の都合によって相手に余計な手間を取らせてしまう場合などに、それを相手に伝えるときに使用される言葉になります。

例文

  • 誠に勝手なお願いですが、次回のアポイントの変更をお願いしたくメールを送らせていただきました。
  • 誠に勝手ながら、本日は定休日とさせていただきます。

16 お取り計らい

ものごとがうまく運ぶように考え、処理をすることという意味になります。

例文

  • お取り計らいを頂き、誠にありがとうございました
  • ご親切なお取り計らい、感謝申し上げます。

17 差し支えなければ

不都合がなければという意味。
つまり、何かを依頼するに当たって、それが相手にとって都合の悪いものでなければ、とした上で依頼する表現となります。
丁寧な印象を与える言葉ですが、言葉自体は敬語表現ではありません。
そのため、目上の人へ使う際は、後に続く言葉を敬体に変える必要があります。
「都合が悪かったら断っても構いません」という相手に選択の余地を与える表現にもなります。

例文

  • 差し支えなければ、この後少しお時間いただけますか?
  • 差し支えなければご教示ください。

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