きれいな日本語 言い回し編

ことばから日本を知る

より丁寧、きれいな言い回しの言葉

普段使う言葉をより丁寧な言い回しにするだけで、聞き手が受ける印象がぐっと良くなります。
大人としての印象はもちろん、その後の信頼関係も違ってきます。
それは、その言葉遣いから相手への気遣いが伝わり、大切にされたという想いが相手の心をつかむからだと思うのです。どんなに相手のことを大切に思っていても、伝え方がうまくないと誤解されてしまいますよね。
きれいな言い回しの例文をまとめてみましたので、ビジネスシーンなどでご活用ください。

 

きれいな言い回しの例文

元気に過ごしています

つつがなく過ごしております
大過(たいか)なく過ごしております

  ・つつが(恙)は「病気」や「災難」という意味


できません

いたしかねます

・仕事で無理な依頼をされて断りたい時、その要望をストレートに断ると、相手にいい印象は与えませんし、角が立ちます 。気持ちとしてはして差し上げたいところだけれども、どうしてもできないのだ、というニュアンスの断り方だと角が立ちませんね。

・ご容赦くださいますよう
・ご承知くださいますよう
・ご理解くださいますよう
・お含みおきくださいますよう

などの言葉を加えるとなお印象が良くなります。


忘れてすいません

失念してしまいました


大変ですね

お気持ち、お察しします
心からお察しします
ご心痛のほどお察しします


つまらないものですが

心ばかりの品ですが
気持ちばかりの品ですが


いただき物で失礼ですが…

おもたせで失礼ですが…

・おもたせは、相手が持参したお菓子などをその場で出す時に、頂き物をすぐに出してすみません
という気持ちで、もらった側がそのお土産を言う時の言葉です。


ご自愛ください

御身(おんみ)お大事に

・どちらも口語で使うことはあまりなく、手紙などの書簡の結びの言葉として使われます。


意外と早く治ったようです

思いのほか早く治ったようです


お時間のあるときに

お手すきのときに


(和室などで)

席を詰めてください

お膝送りをお願いいたします


再開を楽しみにしています

お目にかかれる日を楽しみにしております


確かに本物だ

まさしく本物だ


すごく美しい

この上なく美しい


いつも何かとお世話になりまして

日頃は何かとお世話になりまして


前からお付き合いをしておりました

かねてよりお付き合いをしておりました


意外にうまくできました

思いのほかうまくできました


到着を待っています

到着を心待ちにしています

 

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